2018年 JETふるさとビジョンプロジェクト

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CLAIR及びJET参加者を任用する自治体が、元JET参加者を活用した国際化及び地域活性化事業に取り組むことにより、JETプログラムのさらなる可能性を広げ、JETプログラムの魅力を国内外に効果的に発信していくことを目的とした「JETふるさとビジョンプロジェクト」を実施しています。

本事業では、元JET参加者の皆さんに里帰りをしてもらい、それぞれ元任用団体等のゆかりの地や関わりの深かった地元の人々を訪問し、JETプログラムで紡いだ「絆」を再確認・リコネクトしていただくとともに、皆さんが帰国後に身に付けたスキルや人脈を活かし、“観光・経済・教育・文化・地域・現役JET参加者の支援”といったテーマで元任用団体等の「地域活性化等に寄与する企画」を実施していただきます。

応募について

2017年JETふるさとビジョンプロジェクト参加者募集を終了いたしました。下記のリストで対象の自治体をご確認ください。

北海道: 北海道

東北地方: 青森、岩手、宮城、秋田、山形、福島

関東地方: 茨城、栃木、群馬、埼玉、千葉、東京、神奈川

中部地方: 新潟、富山、石川、福井、山梨、長野、岐阜、静岡、愛知

対象となる元JET参加者は、募集要領や「応募者へのアドバイス」、「FAQ(よくある質問)」等をご確認のうえ、次のオンラインフォームにて様式1「JETふるさとビジョンプロジェクト企画書」及び様式2「履歴書」を4月20日午前9時(日本時間)までにご提出ください。

2018年JETふるさとビジョンプロジェクトチラシ PDF

2018年JETふるさとビジョンプロジェクト募集要領 PDF

様式1「JETふるさとビジョンプロジェクト企画書」 WORD

様式2「履歴書」 WORD

様式1 記載例 PDF

FAQ(よくある質問)

2017年の事業報告(2018年JET Streams冬号から)

2017年10月26日から11月10日まで、CLAIRがJETを任用する自治体と協力し、初めて「JETふるさとビジョンプロジェクト」を実施しました(西日本の元JET参加者が対象)。参加者募集は3月17日から5月8日まで行われ、106件の応募の中から8名の元JETの企画が選ばれました。

こちらで、参加者の声を交えながら、プロジェクトの内容をご紹介します。

  1. 石見神楽の出演

    島根県浜田市 ー ローズ・タナスガーン氏は島根県でALTを務めていましたが、一旦帰国した後また日本に戻り、現在は神戸市内のホテルでマーケティングやセールスの仕事をしています。PR戦略に詳しいローズ氏は、そのノウハウを浜田市のために活用し、浜田市のPRをテーマにした意見交換会を島根県立大学生や市の職員と一緒に行いました。また、ALT時代から築いてきた人脈を活かし、地域の外国人に浜田市の魅力を知ってもらうため、石見地域の名物である「石見神楽」と「石見焼き」を鑑賞・体験するイベントを企画しました。台風による荒天によりイベントが中止になりそうでしたが、イベントが始まると徐々に天気は回復し、多くの参加者にご来場いただきました。ローズ氏からは「本当にいいことばかりでした。久しぶりに地元に帰ってきた感覚で、町の人や教え子や元同僚との偶然の再会がとても懐かしく、(地域に)貢献できたことが最高でした。」というコメントを頂きました。
  2. 愛媛県産の日本酒

    愛媛県 ー ジェシカ・シェパード氏はJET終了後母国のカナダに帰り、大学院に進学しました。勉強の傍ら、日本大使館のイベントなどで日本酒のソムリエを務めていて、ケベック州で日本酒の魅力を紹介しようとしてきましたが、イベントの来場者に「これはケベックでは手に入らないお酒ですよ」と伝えると、いつも来場者が悲しい表情を見せました。そこでジェシカ氏は、日本酒をカナダに輸入する資格を取ると共に、JETふるさとビジョンプロジェクトで元任用団体である愛媛県に戻り、地元の酒蔵関係者と会ってケベック州への輸出の商談を企画しました。数多くの酒蔵を訪問した結果、取引ができそうな酒蔵を見つけることができ、ジェシカ氏は現在、輸入・輸出の最終調整に励んでいます。
  3. マイケル氏が県を代表する「めじろん海外特派員」に任命

    大分県 - JET終了後に美術史の教授になったマイケル・カラスコ氏は、JETふるさとビジョンプロジェクトをきっかけに、JET参加時に出会った大分県竹細工の研究をはじめました。大分県内の各地を回り、竹細工の有名な職人のほかに、県立美術館の関係者及びキュレータ、竹林業の関係者、伝統工芸の保護や継承を務める方などに会い、インタビューを行いました。マイケルさんの夢は、自分の大学に竹細工の関係者を招へいしたり、竹細工の展示会を開いたりして、大分の竹細工を広く発信することです。今後は、プロジェクトを通して築いた人脈を活かし、次のステップのための準備を進めています。


  4. 京つけの店舗への訪問

    京都府 - JETふるさとVisionプロジェクトで京都府に里帰りしたのは、2世日系アメリカ人のパトリック・モナリ氏です。小さい頃、家庭では日本語をあまり話さなかったですが、やはり和食が食卓に上ることが多く、身近なものと感じていました。そして、JETプログラムで京都の名物である京野菜と京漬物に魅了され、JETふるさとVisionプロジェクトの企画のテーマにしました。CLAIRが京都府と京都府漬物協同組合と連携し、大手京漬物メーカーの関係者や、老舗の京漬物職人、京野菜のPRに従事している府の職員等とアポをとり、パトリックさんと一緒にインタビューを行いました。パトリック氏はプロジェクトが始まる前、1週間の農業体験で京野菜の特徴や作り方を学びました。彼は和食を紹介するFacebookページを管理しており、SNSで京漬物の魅力を発信するほか、地元のスーパーやレストラン関係者を対象に漬物に関するワークショップを開く予定です。
  5. 「ふるさと」に歓迎されるキャサリン氏

    徳島県 ー キャサリン・オズグッド氏は、JETプログラムで初めて特別支援教育に出会い、JET終了後には特別支援教育の教員になり、特別支援教育の研究や、要支援者に対する理解を深めるための啓発活動に献身的に取り組んでいます。そのパッションを授けてくれた徳島県に、JET終了後に身に着けたスキルとノウハウを共有し、恩返しするということで、JETふるさとビジョンプロジェクトに応募しました。10年ぶりに里帰りしたキャサリン氏は、JET参加時に担当していた学校を訪問し、特別支援教育の現状を研究したり、教育関係者と意見交換を行ったり、また、現役JET参加者や教育関係者のためのワークショップを開き、特別支援教育のBest practicesについて発表しました。キャサリン氏の企画について、徳島県の関係者は「分野が限定された企画であったため生徒やセミナー参加者の興味を引くことができるかどうか不安でしたが、教員や生徒に暖かく受け入れられ、セミナー参加者も積極的に質問するなど、特別支援教育について考える良い一歩になったのではと感じています。」とコメントしています。
  6. 北九州市 - ジュリアス・パン氏は写真家で、「写真ツアーガイド」もしています。日本各地の絶景スポットを巡るコースを開発したジュリアス氏は、写真好きの外国人を日本に連れていって、撮影に関する講習を行いながら、ベストショットが撮れるスポットを紹介しています。現在開発しているコースは北海道や東北、関東、関西にありますが、元任用団体である北九州市を含むコースはまだありません。北九州市の魅力をより多くの人に知ってもらうため、ジュリアス氏が北九州市の協力を得ながら、5日間市内の各絶景スポットを巡り、カメラやドローンによる写真撮影を行いました。普段撮影ができないところで撮影の許可を得られるよう、北九州市の協力が欠かせませんでした。撮影した映像を市がPR活動で使えるように編集・加工をし、開発したコースを自社のツアーで提供することを検討しています。外国人の目線で開発した観光コースは、市がこれからの観光戦略の参考になるといっています。ジュリアスさんの活動が、地元のケーブルテレビ局と新聞に取り上げられ、また、SNSで多くのフォロワーを得ています。ジュリアスさんは他の元JET参加者に対して、JETふるさとビジョンプロジェクトをお勧めしています。「CLAIRや自治体から最大限のサポートを頂くし、日本のことを世界に発信することもできるので、きっと有意義な事業になると思います。このプロジェクトを継続していただければ嬉しいです。」というメッセージを送っています。

    ジュリアス氏が撮影した皿倉山からの夜景

  7. 宮崎牛の魅力が伝わるよう撮影

    宮崎県都城市 ー 元都城市のCIRであるボルドバートル・ツェンデスレン氏は、JETを終了後、しばらく都城市の地元ケーブルテレビ局で仕事をしていて、テレビ業界での経験を積んできました。今は母国のモンゴルに戻ってはいますが、都城市のテレビ局との交流を続け、都城市のことにいつも目を向けています。そこで、都城市の関係者がモンゴルの首都であるウランバートル市で都城産の和牛を売り込もうとしていると聞いて、モンゴルのテレビ局及び都城市のテレビ局とのつながりを活かして和牛を紹介する番組を作成することにしました。ツェンデスレン氏が番組の企画・ディレクター・取材・編集等を行い、都城市のBTVケーブルテレビが協力し、カメラマンを派遣してくれて、都城市がロケ地の選定や農業関係者との調整をしてくれました。収録を終えたツェンデスレン氏は「和牛の輸出を広げようとしている私のプロジェクトに対し、都城市の皆さんがとても喜び、感謝してくれたことこそが何より嬉しかったです。モンゴルに帰ってから編集作業はありますが、皆さんに喜んでいただいた分、頑張っていい番組を作りたいと強く感じています。」と述べました。
  8. 天草の市民が思い出を語る

    熊本県天草市 ー コミュニティー・アーティストであるザッカリ・ジャンサン氏は、JETふるさとVisionプロジェクトで、元任用団体である天草市の牛深地区と、地元のグラン・ラピッズ市のバートン・ハイツ地区の共通点を探るアート企画に挑戦しました。それぞれの地域は異なる社会問題に直面していますが、両地域では空き家や空き店舗等が増えてきており、人口の流出が続き、地域の過去が忘れられつつあります。それを見たザッカリ氏は、町の移り変わる風景だけでなく、変わることのない住民のふるさとに対するプライドや思い出に注目するアートプロジェクトを企画しました。両地域の住民が、思い出のある場所について文章をつづり、ザッカリ氏が住民と思い出のある場所を撮影しました。場所・人・文章の3点を合わせ、来年の夏にグラン・ラピッズ市内で展示会を開く予定です。これからの展示会について、「人がふるさとの魅力を再確認することができ、それで地域の力になればうれしいです」とザッカリ氏は期待しています。

参加者全員が、食事を取る時間も惜しいほど、タイトなスケジュールで動き、短いプロジェクト期間を最大限に活用してくれました。

タフなスケジュールではありましたが、参加者全員が口を揃えて「JETふるさとビジョンプロジェクトを元JETの皆さんにおすすめします!」と話しています。

応募者へのアドバイス

2017年JETふるさとビジョンプロジェクトのCLAIR担当及び参加者は、本プロジェクトへの応募について次のアドバイスをしています。

  • 元JETである貴方しかできないことを提案してみてください!現役JETでも簡単にできるものを提案してしまうと、選考で不利になるかもしれません。
  • 企画書が分かりやすく書いていますか?あなた、CLAIR、元任用団体(自治体)等の役割分担を明記して、その他の必要な情報をちゃんとまとめていますか?元任用団体の意見を踏まえて選考を行うので、元任用団体があなたのアイディアとそのアイディアを実現するメリットが分かるようにしてください。
  • 元任用団体に負担がないよう、CLAIRがプロジェクト費用の一部を負担することができますが、予算の関係で、あなた提案した活動を実施できない場合もあります。巨額の予算を要する企画は選考で不利になるかもしれません。
  • JET参加時に住んでいた地域で活動を行ってください。そして、提案する活動がどのようにその地域の活性化につながるのか企画書に記載してください。
  • 多くの元JET参加者がJET参加時に担当していた学校での活動・イベントを提案したいかもしれませんが、学校側の都合上、特別なイベントや授業を実施できないことが多いです。特に、1時間以上続く活動やイベントを調整するのが難しいです。1時間程度の短い活動であっても、別の学校行事(文化祭や体育祭等)と重なっていて、調整できないことがありますので、ご了承ください。
  • プロジェクト期間中、原則として公共交通機関(電車、バス、タクシー、フェリー等)で移動しなければなりません。レンタカーは自分で料金を負担した場合でもご利用いただけません。
問い合わせ

FAQ(よくある質問)をご確認のうえ、次のメールアドレスにお問い合わせください。

お問い合わせ先メールアドレス:furusato(@)clair.or.jp

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