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令和6年度キャリアビジョン研修

令和6年度キャリアビジョン研修

令和6年度キャリアビジョン研修

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スケジュール

1日目:11月16日(土)

マネジメントのキャリア 09:00
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10:00
パネルディスカッション
10:10
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11:00
分科会後の質疑応答とネットワーキング(Zoom Meeting)
翻訳・通訳業界 10:10
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11:00
パネルディスカッション
11:20
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12:10
分科会後の質疑応答とネットワーキング(Zoom Meeting)
スタートアップ 11:20
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12:20
パネルディスカッション
12:30
|
13:20
分科会後の質疑応答とネットワーキング(Zoom Meeting)
官公庁におけるキャリア 12:30
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13:30
パネルディスカッション
13:40
|
14:30
分科会後の質疑応答とネットワーキング(Zoom Meeting)
大学院への進学 13:40
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14:40
パネルディスカッション
14:50
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15:40
分科会後の質疑応答とネットワーキング(Zoom Meeting)
教育業界(教師) 14:50
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15:50
パネルディスカッション
16:00
|
16:50
分科会後の質疑応答とネットワーキング(Zoom Meeting)

2日目:11月17日(日)

教育業界(教師以外) 9:00
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10:00
パネルディスカッション
10:10
|
11:00
分科会後の質疑応答とネットワーキング(Zoom Meeting)
理系のキャリア 10:10
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11:10
パネルディスカッション
11:20
|
12:10
分科会後の質疑応答とネットワーキング(Zoom Meeting)
旅行・観光業界 11:20
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12:20
パネルディスカッション
12:30
|
13:20
分科会後の質疑応答とネットワーキング(Zoom Meeting)
クリエイティブな職種 12:30
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13:30
パネルディスカッション
13:40
|
14:30
分科会後の質疑応答とネットワーキング(Zoom Meeting)
地方で
暮らし、​働く
13:40
|
14:10
地域おこし協力隊(日本語版)
14:10
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14:40
地域おこし協力隊(英語版)
日本式就職活動の基礎 15:00
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17:30
ウェビナー(英語版)
ウェビナー(日本語版)

パネリスト情報・資料

1日目:11月16日(土)

マネジメントのキャリア

AnneアンLineリン Reyレイ

2002年から日本で働き、最初はJETプログラム参加者として奈良県で、その後CLAIRのプログラム・コーディネーターとして勤務。フランスの財政専門銀行にエコノミストとして入行したが、世界金融危機が起きていた2008年に仕事を辞めることになった。その後、シンガポールのイベント会社の日本支社であるピコ・インターナショナル株式会社に入社。その後、米国の小さなブティックやタフレール・グループ・ジャパンにおいて自治体との関係を専門とするコンサルタントとして12年間活躍し、マネージング・ディレクターに就任。この経験が現在所属するGLイベント・ジャパンへの入社につながり、日本での開発・調達担当コンサルタントとして7年目となる。現在は、EXPO2025大阪・関西万博のセールス プロジェクト ディレクターとして、ビジネス開発およびプロジェクトのディレクションに携わる。

フランス語、英語、日本語に堪能。

Clarkクラーク Munsonマンソン

ジョージワシントン大学国際関係学部卒業後、2003年から2005年まで栃木県今市市(現日光市)の国際交流員を務める。その後、ペンシルベニア州ピッツバーグの翻訳会社ワン・プラネットで16年間プロジェクト・マネージャーを務め、最終的にはプロジェクト・ディレクターにまで昇進した。当時の顧客は、マニュアル、マーケティング、人事、ソフトウェアなどの翻訳を必要とする多国籍企業で、で、取引先は、各市場に対応する国内在住のフリーランス翻訳者などだった。2021年からは、Duolingoのシニア・ローカライゼーション・プログラム・マネージャーとして、アプリのローカライゼーションや25言語への翻訳、アドホック・マーケティング・プロジェクト、さまざまな部門横断的イニシアチブを担当している。

Mikiミキ Konishiコニシ

カリフォルニア州ロサンゼルスのオクシデンタル大学で批評理論と社会正義の学位を取得した後、2018年から2020年まで宮崎県延岡市で小中学校のALTとして勤務。2022年、ブリティッシュコロンビア州バンクーバーにあるパウエル祭協会のプログラム・コーディネーターとしてパウエル祭の企画に携わる。

パウエル祭協会とは、日系カナダ人の芸術と文化を称え、コミュニティを繋ぐことを使命としたバンクーバーを拠点とする非営利の認定チャリティー芸術団体であり、パウエル祭は、2日間で23,000人以上の参加者を集めるこの協会の代表的なイベント。の

また、先住民族のSkwxwú7mesh(スコーミッシュ族)、 Səl̓ílwətaɬ(ツレイル・ウォウトゥス族)及びxʷməθkwəy̓əm(マスキーム族)の土地であり、今では「ダウンタウン・イーストサイド」として知られる「パウエル街」において、年間を通したアートとコミュニティ支援プログラムをサポートする。

翻訳・通訳業界

Jakeジェイク Jungヤング

アメリカのミシガン州で生まれ育ち、10年以上日本に住んできた。JETプログラムで三重県にALTとして任用された。現在は、アニメと漫画を専門とするフリーランスの日英翻訳者であり、ビデオゲームのローカライゼーション(地域化)の経験もある。センタイ・フィルムワークス/HIDIVEの『メイドインアビス』、『推しの子』、『パリピ孔明』などのアニメを翻訳、GKIDSの『化け猫あんずちゃん』などのアニメ映画の翻訳、そして『天気の子』、『竜とそばかすの姫』、『きみの色』などの主要なアニメ映画の翻訳に寄与した。また、セブンシーズ・エンターテインメントの『スターストリングスより』などの漫画の翻訳もした。台詞の翻訳に挑戦するのが好きで、メディア翻訳者の仲間と翻訳戦略などについて話し合うのを楽しんでいる。

Gavinギャビン Greeneグリーン

ビデオゲームを専門とするフリーランスのローカライゼーション(地域化)ディレクター・翻訳者・通訳者である。ゲーム業界に入って10年間、数え切れないほど多くのゲームを翻訳してきた(計算よりも文章を書く方が得意)。その多くは、『ファイナルファンタジー』や『テイルズ オブ』という有名なシリーズだ。ローカライゼーションディレクターとして、多言語チームを設立し、世界のさまざまな場所に楽しいゲームを届けられるよう努力している。日によっては、たくさんのことを通訳しても、人々が少ししか聞いてくれない時もあるけどね・・・。

アメリカ出身のギャビンは、2009年に山形県でJETプログラムに参加するため来日した。その後、翻訳のキャリアを志すよう、きらめく大都会の東京に移り住んだ。そこから紆余曲折があり、ゲームイベントでのボランティア活動を経てから、プロのローカライザーになった。現在、仕事以外の時間には、音楽、哲学、武道、ロールプレイングゲーム、スチームパンク、コスプレなどの趣味を追求している。世界には楽しみがありすぎて、時間が足りない!

Graceグレイス Walshウォルシュ

アイルランドのダブリン出身のグレースは、2021年にJETプログラムに参加するため来日した。静岡県浜松市役所の国際課でCIRとして勤務している間、翻訳や通訳などを通じて様々な国際的なイベントの調整に取り組んだ。浜松市で素晴らしい2年間を過ごした後、翻訳業界のキャリアをさらに追求するため、東京都へ引っ越してきた。

2023年からは、日本の総合商社で社内翻訳者として企業翻訳や編集に携わっている。翻訳業務する以外の時間は、東京都内のおしゃれなカフェで気分転換している。

スタートアップ

Xiaシャ Chuanチュアン (Tonyトニー)

中国、日本、カナダで多様な環境の中で育ったシャー・チュアン(Tony)は、2014年から2018年まで三重県多気町で国際交流員を務めました。その後、LINE株式会社と良品計画(無印良品)にて、グローバルブランド戦略およびマーケティングコミュニケーションを専門とした企業職に転身しました。

新型コロナウイルス感染症のパンデミックを経て、Tonyは、まだ広く知られていない新しい観光地への持続可能な旅行への関心が高まっていることに気づき、オーバーツーリズムの課題に取り組んでいます。現在は旅行コンサルタントとして、デジタル旅程の作成や、個人、企業、政府機関に向けた地域旅行促進のためのアドバイスを提供しています。

また、「@YamaTrips」の名でソーシャルメディアを運営し、40万人以上のフォロワーに向けて旅行に関する洞察や情報を発信しています。

https://www.instagram.com/yamatrips.japan

Ericエリック Korpielコーピエル

Eric Korpielは環境保護活動家、投資家、そして動物愛護家です。ALL-STAR KKのCEOとして、グローバルスポーツ、アウトドア、ライフスタイルブランドのCEOやAPAC地域のリーダー人材をスカウトしています。これまでにエニタイムフィットネスAPACの代表、トレック、バートン、バンズ、ティンバーランド、リーボックの日本法人社長、そして日本の研究機関でトップの評価を受けるOISTの副社長をスカウトしてきました。

シリコンバレー出身のEricは、現在沖縄に在住し、ビーガン歴6年です。動物や自然保護活動にも熱心で、U2-4Ryukyuチャリティ活動を通じて、学校、地域社会、スポーツチームと協力し、これまでに800袋以上の海岸のゴミを回収しています。

また、EricはAfter JETカンファレンスの元基調講演者でもあり、JETプログラムの参加者に対して、恐れずに大きな目標を掲げ、有意義なつながりを築き、そして何よりもあきらめないことの重要性を説いています。彼は、この「決してあきらめない」ことこそが、成功する起業家とそうでない起業家の最大の違いだと感じています。また、アスリートの目標達成を支援するメンターとしての活動にも情熱を持っています。

Jessicaジェシカ Hondaホンダ

日本語教師であり、元留学生コーディネーターのJessica Hondaは、オーストラリアと日本の異文化交流に深い理解を持っています。彼女はオーストラリア・シドニーのマッコーリー大学で日本語学を専攻し、学士号と教育学のディプロマを取得しました。

2013年に卒業後、1年間NSW DET(ニューサウスウェールズ州教育省)の学校で勤務し、その後、JETプログラムに参加し、2014年に九州の長崎市へ赴任しました。2014年から2019年まで日本に滞在し、福岡県太宰府市の英語イマージョン校で、英語を外国語として学ぶ生徒(EFL)から日本語を母語とする生徒(ESL)まで、さまざまなレベルの学習者を対象に、英語での授業や文部科学省のカリキュラムに沿った授業を担当しました。

オーストラリアに帰国後は、小学校や高校で日本語教育に携わり、地元の学生交換プログラムにも関わりました。2020年、世界的な新型コロナウイルス(COVID-19)の大流行により、多くの生徒たちが楽しみにしていた国際交流プログラムが突然中止となりました。この経験をきっかけに、JessicaはAoYama Japanese Camp(AYJC)を立ち上げました。これは、オーストラリアにいながらにして、日本語を学ぶ生徒たちが「日本語のバブル」に浸り、日本語と日本文化を体験できる場を提供することを目指しています。

現在、Jessicaは日本語教師として働きながら、AYJCのプログラムの企画、宣伝、運営にも力を注いでいます。

官公庁におけるキャリア

Jaredジャレッド Hoffmannホフマン

2018年にメルボルン大学で日本語、政治・国際関係学、スペイン・ラテンアメリカ研究を専攻して卒業した後、JETプログラムの国際交流員として岐阜県美濃加茂市に赴任したものである。赴任中は、姉妹都市交流やインバウンド観光、外国人住民の支援業務に従事し、英語、日本語、スペイン語、ブラジルのポルトガル語の通訳・翻訳業務も担当し、多言語のスキルを活用したものである。2019年から2022年までの2年半にわたるJETプログラムの経験を経て、東京に移り、在日オーストラリア大使館で政治公使参事官のエグゼクティブ・アシスタントを務めるに至った。大使館勤務では、上級外交官のサポートやイベント運営、大使館間のコミュニケーション支援など、多岐にわたる業務を担当したものである。2024年現在、オーストラリアに帰国し、公務員としてのキャリアを続ける予定である。

Michikoミチコ Yoshinoヨシノ

青春時代のほとんどをアメリカ・ワシントン州シアトルで過ごし、バーモント州のミドルベリー大学にて日本学と社会学の学士号を取得したものである。卒業後、2017年から2021年まで山形県の国際交流員として勤務し、山形県国際交流協会において毎月の地域イベントの企画・運営、英語相談、学校訪問、さらに通訳や翻訳プロジェクトにも携わった。JETプログラムを通じて旅館や雪、日本酒、そしておいしい料理に親しんだのち、シアトルに戻り、今年5月までワシントン州日米協会(JASSW)にてコミュニケーション・マネージャーを務めた。その後、夏の間はミドルベリー語学学校でバイリンガル・アシスタントとして勤務し、現在はJASSWでパートタイム勤務をしながら地域活動にも関わっている。趣味はミュージカル鑑賞、ライブコンサート、そして旅行であり、次の目的地はベルリンである。

Stefanステファン KreyenborgクレイエンボルグNicholsニコルス

2014年にノッティンガム大学で心理学を専攻し卒業した後、JETプログラムを通じて静岡県浜松市に赴任することとなる。当初は1年間の滞在を予定していたが、日本の魅力に引き込まれ、ここでキャリアを築くことを目指すようになる。2014年から2016年までの2年間、JETプログラムでの活動を成功させ、東京で演劇学校に勤務した後、再び静岡に戻り18ヶ月間英語を教える。2018年12月には東京の英国大使館に応募し、外務・英連邦・開発局(FCDO)での職を得るに至る。現在は管理職としてチームを共同でリードし、全国の業務を統括している。

大学院への進学

Leahリア Gowronガウロン

(埼玉県、ALT 1990-91年)ミドルベリー国際問題研究所モントレー校(MIIS)にて、フルブライト、国家安全保障教育プログラム(NSEP)、国連本部インターンシップ・プログラム、米国外交官試験、国連国家競争採用試験、大統領経営フェローシップ・プログラム(PMF)を監督し、グローバル・インターンシップおよびキャリア・プレースメントの管理を行った。国際政策・開発、商業外交、安全保障・諜報・不拡散に焦点を当てたキャリア開発ワークショップも実施している。大学院同窓会関係ディレクターとして、同窓生向けプログラムの管理、世界的なネットワーキング・イベントや主要なデータ調査プロジェクトのコーディネートを担当した。JETプログラム修了後、カナダの民間企業で4年間勤務し、マニトバ/サスカチュワン支部(1992年に共同設立)においてオリエンテーション・トレーニングを開発し、高等教育およびキャリア開発に注力してきた。2019年よりミドルベリー・インスティテュートを退職し、ハワイに移住、「ReImagine You:グローバル・キャリア・コーチング」を設立した。余暇にはアウトリガーカヌーのトレーニングに励み、ボランティアで助成金申請書の作成も行っている。2024年、JETプログラムのキャリアカンファレンスにて24年目の発表を行う予定である。

Jacquelineジャクリン Collierコリア

南フロリダ大学で国際学の学位を取得後、2018年から2020年まで東京都教育委員会に国際交流員として勤務し、約250名の公立学校のJET-ALTをPAとして支援した。主に英語教科書教材の作成に携わり、オリンピック・パラリンピックの教育用教材の翻訳を担当するとともに、外国代表団の通訳を務めることもあった。教育分野にとどまらず、より広範な公共政策分野での経験を積むため、東京大学公共政策大学院(GraSPP)に進学を志した。修士課程では、持続可能性、デジタル化、観光分野における日本の政策について研究を深めた。修了後、GRジャパンに入社し、コンサルタントとして活躍している。現在は、日本政府との公共政策に関するコンサルティング業務を通じてクライアントを支援している。

教育業界(教師)

Cormacコーマック Ryanライアン

多くの人と同様に、大学時代に教育のキャリアを開始した。パートタイムの仕事として同級生に個別指導やグループレッスンを行った経験が、教育への情熱を育み、現在に至る。卒業後、JETプログラムで4年間の経験を積み、その後、英会話学校で8ヶ月間勤務した後、東京の中心部にある私立学校で現在の仕事に就いた。聡明な若者たちに科学と数学を教えるという夢のような仕事に就いて4年目になるが、本格的な担任教師としても、山あり谷あり、試練あり苦難ありの日々を送っている。

Emilyエミリ MacFarlaneマクファーレン

スコットランドのシェットランド諸島出身。2010年にエジンバラ大学でフランス語とスペイン語の修士号を取得した後、JETプログラムで仙台市の外国語指導助手として日本でのキャリアをスタートさせた。その後、バーミンガム大学でTESOL修士号を取得しながら、小学校教育に特化した直接雇用のALTに転職。日本での永住権を取得し、豊富な指導経験を積んだ後、高等教育機関に移り、現在は東北大学を含む仙台市内の複数の大学で非常勤講師を務め、日本の英語教育に貢献し続けている。

Natalieナタリー Donohueドノヒュー

ノルウェーのヴォルダ・ユニバーシティ・カレッジで英語学と教授法の准教授を務める。英語教育と応用言語学の教育的背景を持ち、日本、トルコ、英国で英語を教えた経験を持つ。研究テーマは教師の動機づけ、自己効力感、認知など。

2日目:11月17日(日)

教育業界(教師以外)

Kylerカイラー Watsonワトソン

カナダのノヴァスコシア州出身のカイラー・ワトソン氏は、2018年から2022年までの5年間、京都府宇治市でJETプログラムのALTとして働いた。ALTとしての最後の年に、翻訳・通訳講座、JETプログラムインターンシップ及びキャリアフェアに参加し、これらの経験を活かし、プログラム終了後、日本国内での就職を叶えた。

ここ2年間、ワトソン氏は京都先端科学大学(Kyoto University of Advanced Science – KUAS)のキャリアディベロップメントセンターに勤務し、毎年約250人の学生をサポートしている。学生との関係を構築しつつ、各業界に求められているスキルを学術目標に合わせて指導し、プロフェッショナルとして必要な技能と知識の取得に関するアドバイスを行っている。10か国以上にわたる企業との連携を管理し、アメリカ、カナダ、インドでKUASの代表を務めた経験もある。さらに、KUASにおいて、授業が完全に英語で実施されるエンジニアプログラムに所属する40か国以上からの留学生のキャリア支援も行っている。

Mirandaミランダ Liuリュウ

ミランダ・リユウ氏は、直近では聖心インターナショナルスクール入学部に勤務を始め、現在、マーケティング企画と生徒募集を担当している。

以前は、アメリカンスクール・イン・ジャパンにおいて同窓会活動の担当者として、各国にいる15,000人以上の卒業者向けに定期情報雑誌を配信するほか、オンライン及び対面の同窓会を企画し、100人以上のボランティアネットワークを管理していた。

それ以前は、ケイ・.インターナショナルスクール東京(KIST)で広報担当を務め、各SNSアカウントの運営や日本語資料の英訳を担当していた。

2012年から2017年までは、群馬県桐生市でALTとして勤務し、県主催及び市主催の新規JETプログラム参加者向けのオリエンテーションの企画に携わった。

アメリカのデラウェア州出身のリュウ氏は、JETプログラムに参加する前にブリンマー大学で、日本文学に焦点を置いた東アジア学の学士号を取得している。

Seanショーン Robertsonロバートソン

ショーン・ロバートソン氏は現在、オーストリアにある職業訓練校を代表するTAFE New South Wales (TAFE NSW)においてSenior Manager of Admissions(入学担当)として勤務している。ロバートソン氏が率いる入学チームは、地理的に離れた100以上の拠点で働く180名以上の職員から構成され、毎年50万件以上の多様な専門コース及び研修プログラムへの入学手続きを管理している。TAFE NSWでの勤務の前、ロバートソン氏はシドニ市にあるニューサウスウェールズ大学(UNSW)にて様々な職を歴任した。UNSWでは、学生支援を担当する多様なチームを率いる経験を積み、その大部分を留学コーディネーターとして過ごし、インバウンド及びアウトバウンドの留学準備を担当した。2018年にUNSWに入職する以前は、高知県津野町でJETプログラムのALTおよび取りまとめ団体アドバイザー(PA)として働いていた。

理系のキャリア

Michelleミシェル Luルー

テキサス大学オースティン校(UT)で土木工学と水資源・環境工学を学び、学士号と修士号を取得。偶然にもSTEM分野の専門的な知識がJETプログラムへの道へとつながり、UT在学中に後輩のエンジニアの指導やメンター経験があったこともJETプログラムへの関心を深めるきっかけとなった。JETプログラムでの配属先は北海道のむかわ町という小さな町で、2012年から2014年まで勤務。プログラム終了後、再びエンジニアの道に戻り、最終的にはテキサス州でプロフェッショナルエンジニアとして勤務。現在は、テキサス州オースティンで非営利の公共事業団体に勤務し、10年近くの土木技師としての経験を積み、水工学や重要インフラに関わる業務を行っている。

Janelleジャネル Shariシャリ Weirウィアー

故郷ジャマイカで23年間を過ごし、心理学を専攻、日本語を副専攻として学んだ。その後、アメリカとカナダで短期間フリーライター兼冒険好きとして仕事と旅行をし、日本のJETプログラムのALT(外国語指導助手)として富山県に移住。日本滞在中に、神経多様性のある子供たちを支援する地域の学習支援グループでボランティア活動を行った経験から、学習と発達障害の神経基盤への関心を持ち、日本での2年間を経て、脳科学の研究に深く関わることを志し、ノルウェーで神経科学の修士号と博士号を取得するために留学。博士研究では、神経ネットワークレベルでの脳の構造と機能の関係についての理解を深めることに焦点を当てている。2023年6月に博士論文を提出した後、アジア各地を旅し、日本を再訪して町役場の旧友と再会。現在、ノルウェーのトロンハイムで地域の青少年家庭福祉局に勤務し、アウトリーチおよび環境療法士として薬物や犯罪に関わるリスクのある若者を支援している。神経科学の知識を活かして地域社会の生活改善に貢献することが使命であり、学際的な知識を活用し、研究と現実の問題解決の間に有意義なつながりを生み出すことを目指している。

Jimmyジミー Tranトラン

ボストン、マサチューセッツ州で生まれ育ち、マサチューセッツ大学アマースト校を卒業。その後、JETプログラムを通じて来日し、2006年から2011年まで埼玉県でALTとして勤務。その後、東京に移り、IT業界に転職。

キャリアの初めは資産管理会社でジュニアシステム管理者として勤務し、その後千葉の倉庫でIT契約社員として経験を積む。さらに、リクルート会社でITインフラストラクチャのスペシャリストに昇進し、現在はNVIDIAでITエンジニアとして勤務。仕事以外では、バスケットボールやゲームを楽しんでいる。

旅行・観光業界

Blairブレア Guardiaガーディア

ブレア・ガルディアは現在、長野県観光機構で勤務し、県の公式観光ウェブサイト「Go Nagano」の管理をはじめ、市場調査、ブランディング、コンテンツ制作など、インバウンド向けのデジタルプロモーション全般を担当しています。彼は、同じ志を持つ世界中の旅行者たちに、自身が愛する長野県の魅力を伝えることで、日本の田舎の一つである長野県の持続可能な成長に貢献したいと考えています。

米国メリーランド州出身の彼は、2012年にSkidmore大学を卒業後、JETプログラムに参加し、長野県で3年間ALTとして勤務しました。その後、長野県観光部で2年半の勤務を経て、2018年に現在の長野県観光機構へ異動しました。

Geoffジェフ Harrisハリス

ジェフ・ハリス氏は、2013年にNorth Carolina大学Greensboro校(UNCG)を卒業後、2014年から2018年まで香川県多度津町でJETプログラムのALTを務めました。JETプログラムに参加している間、高瀬英会話のボランティア活動を行い、さらに教育委員会の観光情報の翻訳も手伝いました。

JETプログラム終了後、横浜にある国際大学センター(IUC)の10か月間のプログラムに参加し、現代日本文化、ビジネス、文学など、さまざまな分野の上級日本語を学んだ後、日本での就職を目指し、ビジネス日本語のスキルをさらに磨きたいと考えました。

その目標のもと、彼はコスモスホテルマネジメント(CHM)のトラベルパートナーとしてホスピタリティ業界に飛び込み、現在はホテルマネージャーとして活躍しています。

Harriettハリエット Bougherバウジャー

西オーストラリア州パース出身のHarriett Bougherは、JETプログラムに参加し、佐賀県鹿島市に赴任しました。それ以来、旅行・観光事業において、ホテルに関する業務やMICE(会議・イベント業務)といった幅広い職務を経験し、現在はJNTOシドニー事務所で事業開発・マーケティングアシスタントマネージャーとして勤務しています。

現在の業務では、オーストラリアおよびニュージーランドの旅行業界に対して日本への旅行支援や商品開発のサポートを行うほか、JNTOの代表として旅行見本市にも参加するなど、オーストラリアとニュージーランドでの日本旅行の促進に尽力しています。

趣味はランニング、海での水泳、そしてもちろん旅行です。

クリエイティブな職種

Charleneシャリーン Poonプーン

中学校で、JETプログラムに参加する先生の姿に触発され、Poon氏もその道を歩み、広島県呉市で5年間ALTとして務めてきた。地元の人々と交流しつつ、40以上の都道府県を巡るなかで、観光地としてあまり知られていない場所で心に残る体験をし、日本の魅力を新鮮な視点で伝えたいという情熱が湧いてきた。現在は東京にあるホ宿泊関連事業のスタートアップでブランド・マネージャーを務め、クリエイティブ・ディレクションを担当し、当初2軒だったホテルを3年間で10軒にまで拡大させた。応用演劇と心理学の知識を活かして、マーケティングに独自のアプローチを取り入れ、コンテンツ制作やイベント、代理店、アーティスト、インフルエンサーとのコラボレーションなど、多岐にわたる業務を手がけている。プライベートでは、美味しい食べ物をハントしたり、変わった工芸を体験してみたり、また植物に覆われた建物を見つけては写真に収めるのが楽しみである。

Mikhailミハイル Ignatovイグナトフ

Mikhail Ignatov氏は、東京を拠点に活動するゲーム業界のコンセプトアーティストである。2011年にアリゾナ大学で日本文学の修士号を取得した後、三重県の大台町で国際交流員(CIR)として任用された。翌年には大阪へ移り、プロダクションコーディネーターとしてカプコンに入社。以降、「バイオハザード」や「ストリートファイター」シリーズ開発に携わる。創作への意欲が高まり、コンセプトアーティストへと転向。2020年にはタンゴゲームワークスに入社し、『Hi-Fi Rush』の制作に参加した。

Treshaトレッシャ Barrettバレット

Barret氏はメディアとコミュニケーションの文学士号を取得しているジャマイカ出身のライター、ジャーナリストである。紙媒体やオンラインメディア業界で数年間の経験を積んだ後、JETプログラムに参加し、2015年~2019年の5年間、京都の高等学校でALTとして勤務。この期間中、『コネクト・マガジン』のニュース編集者として活動し、さらに英語スピーチサークルを立ち上げ、生徒たちにディベートの醍醐味を伝えた。JETプログラム終了後、東京に拠点を移し、読売新聞社系列の『ジャパン・ニューズ』で数年間勤務。現在はフリーランスとして、マーケティング会社から報道機関まで幅広いクライアントに自身が書くコンテンツを提供している。自由時間にはハイキングや自然散策を楽しむほか、最近は量子力学にも関心を持ち、勉強を始めている。

地方で暮らし、働く

地域おこし協力隊

人口減少と高齢化が急速に進む地域において、地域の活性化に取り組む人材を外から呼び込み、その地域への定住・定着を後押しする取組として「地域おこし協力隊」という仕組みがあります。近年、全国の地方自治体においてインバウンド対応や多文化共生が課題となる中で、外国籍の地域おこし協力隊が、独自の視点を活かして地域活性化に取り組むなど、地域において高い評価を受けています。今日は、JETプログラム終了後の進路の選択肢の一つとして、「地域おこし協力隊」の活動内容や雇用条件、募集までの流れをご紹介します。

藤岡茉耶(講師)

総務省地域力創造グループ地域自立応援課課長補佐

2014年総務省入省。行政評価局、行政管理局や内閣官房の内閣人事局で国の行政機関の業績評価や組織マネジメントに携わり、2024年から地域おこし協力隊制度を担当している。

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